デンマークの近衛兵と生誕350周年記念イベント [デンマーク文化・人]
今日も雪が降っております。細かい雪だけど、結構な量。-1.3℃です。きっと積もるでしょう♪ 11月にこんなに雪が降るのって来デン以来初めてなので、なんだか興奮する～！
さて…色々「書きたいな～」と思いながら書けてないことがたくさんあり、その辺を徐々にまとめて書いていこうと思います。その手始めに、「デンマークの近衛兵」についてまとめたいと思います。（そこからかよ！衛兵ヲタだなぁ～。と思った人…あなたは正しい…笑）
「デンマーク近衛兵（Den Kongelige Livgarde）」は、1658年にフレデリック3世によって結成されたデンマーク国軍の歩兵連隊です。彼らは前線戦闘要員として、またデンマーク王室の近衛兵としての、2つの役割を担います。モットーは「Pro Rege et Grege (For the King and People)」。
近衛兵はボランティア制となっており、割合として、父から子へ子から孫へと代々で受け継がれることが多いそうです。（うちの下の階に住んでる人は父、息子ともに経験者！） 彼らの任期は8カ月で、最初はCamp Høvelte（コペンから北に30kmほど行ったところ）で勤務し、ここで戦闘訓練や王室近衛兵としての防衛訓練、パレードや衛兵交代式の訓練などを受けます。4カ月間の訓練を終えると、コペンハーゲンに移動し、そこから4カ月間、王室近衛兵として宮殿に立つことになります。
通常のユニフォームは濃紺の上着に青い（白い線入り）スボン＋クマの毛の筒型帽子。正式ユニフォームは英国の近衛兵のユニフォームに似ており、緋色の上着に青い（白い線入り）スボン＋クマの毛の筒型帽子。
上着とズボンはコットン製なので夏季はとても暑くなるそうで、また上着は直に着るとかぶれるので、かぶれ防止＋汗吸収のために必ず下にTシャツを着るそうです。クマの毛帽の中は暑い時は60℃くらいになってしまうので、気温がとても高い時は（30℃以上かな）ケンタ帽をかぶります。（ただし、どんなに暑くても正午の衛兵交代式の際はクマの毛帽をかぶらないといけない。）
冬季は、ユニフォームの上に黒いコットン製のコートを着て、白い手袋をはめます。が、コートはコットン製のため防寒機能がいまいちで、必ず下に保温に優れた下着を着るそうです。また手袋は非常に薄いため、こちらも下にサーモグラブをはめるそうです。気温がとても低い時は（マイナスになった時かな）、赤いケープを羽織り、赤い手袋をはめます。ただし、どんなに寒くても正午の衛兵交代式の際はケープと赤手袋をはずさないといけない。）
通常ユニフォーム（前と後ろ）。
夏季、暑い時のケンタ帽。
冬季のコート付きバージョン。
冬季のとても寒い時のケープ＋赤手袋。
正式ユニフォーム。
ポシェットとサーベル。 
銃はもち本本物。
1658年に結成された近衛兵は、2008年に生誕350周年を迎えｍ記念イベントを開催しました！
あ、意外と長くなったので、生誕350周年記念イベントについては別途…
衛兵、ちょっと興味深いかも。と思われたら♪ぽちっ♪とお願いします。
衛兵ヲタも極めればもはやガイドさん級ですね（感心）
勢い流れで「ケンタ帽」が正式名称かと思ってしまう（笑）
by スー (2010-11-26 14:52)
スーさん＞
そう言って頂けると嬉しいっす！（T▽T）
ケンタ帽、勝手に命名しております。でも、それっぽくないですか？笑
by dogwood (2010-11-27 04:23)
ふゆもえさん＞
nice頂き、ありがとうございます！
by dogwood (2010-12-03 08:58)