アドベンチャー IN ロヴァニエミ ～ロヴァニエミ上陸と初の「-17℃」体験～

1月4日（日）

SASグループの航空会社「Blue 1」を利用し、ヘルシンキ経由でロヴァニエミに向かいました。

Blue1は、フィンランドで2番目に大きい航空会社らしい。といっても、機体は17機しかない。私たちが乗ったのは小さめの機体で、羽根が窓よりも上の位置についてました。席がちょうど羽根の下だったので、羽根のつぎはぎが沢山見えて、ちょっと恐かった。緩んでるネジがないかもちろんチェック。

席に座り機内誌を熟読してると（機内誌を隈無く読むの大好き♪特に、冊子後半の航空路付き地図を眺めるのが好き。←暗い？）、目のはしにモクモクと霧っぽいものが入ってきました。あれっ？離陸に気付かないくらい熟読してたっ？！と思い、急いで窓の外を見ると・・・なんじゃこりゃ～！？

すごい勢いで肌色の液体が機体にかけられてましたっ！！！何事かと思ったら、「凍結防止液」をかけてるとのこと。この液体がかかってないと機体が凍っちゃうってこと！？・・・ってちょっとワクワク♪初めての体験に、しばし作業に見入っちゃいました・・・

飛行機に乗り、初めて「フィンランド語」に触れました。「R」を巻き舌で発音し、単語の中に「っ（小さい「つ」）」が多く、音がしょっちゅう上下する（かなり抑揚がある）ので、円で分類したらラテン系の円に入りそうな勢いの響きがあった！あくまで個人的な印象ですが。そして、英語を話す時もフィンランド語の抑揚のまんま話すから、アクセントの場所が全然違ったりして、理解するのが難しかった。「デンマーク人とスウェーデン人とノルウェー人が母国語で話してもお互いを理解しあえる（3カ国とも似てるから）けど、フィンランド語は理解できない」ってデンマーク人やスウェーデン人が言う意味がよく分かりました～。同じ北欧なのに全然違うんだね。ちなみに、フィンランド語は「ラトヴィア語」に似てるらしい。と、この旅で出会ったフィンランド人若者が言ってました。

さて・・・ 

コペンを出発したのが15時頃だったので、ヘルシンキに着く頃には真っ暗でした～。スウェーデン上空。雪がいた。

当然ロヴァニエミに着いた時も真っ暗。ってか19時過ぎなのに真夜中のような暗さ。ヘルシンキもそうだったけど、ロヴァニエミの空港も雪だらけ。雪国に来たな～！と一気にテンションが上がる上がる。と同時に、こういう雪が深い空港ってどうしてるんだろう？と不思議にも思った。というのも、こんなに雪が降るところだと、除雪とか整備とか大変だろうに。床暖付き滑走路だったりして。ロヴァニエミ空港。暗い・・・明るいとこんな感じ。雪まみれ！

ところで、飛行機を降りる時、空港と飛行機を繋ぐアコーディオンみたいな変な通路を通るじゃないですか。あの通路を通るとき、外の気候がどんな具合か感じられるじゃないですか。コペンで飛行機に乗り込んだ時は、まぁ、普通だったんですが、ヘルシンキに着いて飛行機を降りた時、ひや～っと冷たい空気が流れ込み、明らかにコペンより寒いと感じました。そしてロヴァニエミ・・・飛行機を降りて呼吸をしたら、一気に肺まで冷たくなるような、そんな冷気を体中で味わい、少しばかり身の危険を感じた・・・

ホテルに着いてゆっくりした後、ちょこっと散歩することに。こんなところに来たからには探検しなきゃダメでしょ～！外に出ると、雪だらけ！！！良い感じ～！でも、ネオン系の灯りが多くて、めっちゃ明るかった。「ほの暗いムーディーな北欧」って感じではまったくなかった・・・笑踏むと雪が「キュッキュッ」って鳴るわけ♪コペンもこれくらい降ってよ（＞＿＜）

「寒いと言っても、ねぇ～」ってな感じで、わりと軽装で出かけた私たち。（上：ババシャツ、ニットセーター、ダウンジャケット、ジャケット。下：膝上スパッツ、タイツ、コーデュロイズボン、靴下。頭：帽子。手：厚手の手袋。靴：登山用ブーツ）外に出た瞬間は寒くてびっくりしたけど（一瞬呼吸しにくかった）、意外と大丈夫。フラフラしてたら、温度計を発見。マイナス17℃だってさ！！！

「マイナス17℃ってこんなもんか～」と、ちょっぴりがっかりしながら調子にのって探検してたら、樹氷を発見っ！樹氷とは、『過冷却水滴からなる濃霧が強風によって樹木などの地物に衝突し、その衝撃で凍結・付着した氷層』のことを言うそうです。めっちゃキレイっ！よく見ると、樹氷だらけっ！！！一部凍ってる川もあった。

「ステキだね～、ロヴァニエミって良いね～」と余裕をかましてたら、異変がっ！手や足がピリピリ「痛く」なってきた！主人はジーンズの下が素肌だったので、私よりもひどい状態だったみたい・・・いつの間にか体温が奪われてたらしく、急激に寒くなっちゃった♪なんていうか、体の中から寒いって感じで、このままじゃマジメに凍傷になる予感がし、「ヤバイヤバイ」とつぶやきながら、急いでホテルに帰りました。

サウナに入って（部屋にサウナが付いてるのだ。さすがフィンランド！）あったまり、「マイナス17℃を甘くみちゃいけないね。衣装はちゃんとしとかないとダメだね」という結論に至ったのでした・・・。

 

・・・続く・・・

 

コメント 12

軽装散歩では、本当に身の危険を感じました。そのおかげで、翌日からの服装は完璧でしたね。
by UD (2009-01-13 07:30) 

ご主人、ジーンズのした素足って、、、マジすか！？
今のところ、この雪国で寒くなった場合の私の克服方法。。。はしる。
続きもたのしみにしてます！
by しおママ (2009-01-13 08:07) 

-17℃って・・・コペンで-7℃見て引いてたのに。でも雪降ってると、なんかテンションあがっちゃうよね～フィンランドよさそうだなぁ。軽装だと、自殺行為ですな。
by satoshin (2009-01-13 08:25) 

マ、－１７℃～～～！＠０＠；きゃああ～！！＞＜；
よくぞご無事でした！でも、ホント綺麗な雪化粧ですね。
飛行中に凍結防止剤を機体にかけるなんて
知りませんでした＠＠；
by ふゆもえ (2009-01-13 22:16) 

UDさん＞
あれは危険でした～。ヤバイと真剣に思いました（＠＿＠）
次の日は暑いと思うくらい完璧でしたね。汗かいた・・・


しおママさん＞
マジっすよ。今思うと危険行為～。その時は盛り上がってて何とも思わなかった～。
確かに、同じ服装でも動いてる方が暖かいですよね。私も無駄に歩いたり、手をグーパーしたりして血液を循環させました！


satoshinさん＞
いーなー。コペンの-7℃体験！今のコペンの気温がぬるくてぬるくて！笑
かなりの、自殺行為でした。危険危険マジメに危険。
フィンランド、良いよ。とっても。夏場も良いだろうけど、是非冬場をお勧めします。


ふゆもえさん＞
いやー、ほんっと凍傷にならなくて良かったですよ～。一歩間違えると危険なことになってたと思います。
私も、今回初めて凍結防止液をかけるってことを知りました。ジャパンでも冬の北海道線とかはそうしてるのかな・・・北海道だと南すぎかな～。
by dogwood (2009-01-14 02:25) 

小さい街なのかと思いきや、可愛い照明で明るいメインストリートではないですか。こんな所のお土産なんだろうなと想像してます。
by hideyuki2007y (2009-01-14 02:29) 

hideyuki2007yさん＞
サンタクロースの住む町らしく、とってもかわいらしいところでした。
お土産は、あれもこれも買いたくなるような、と～ってもかわいいものばかりっ！！！あまりにかわいいから、追々載せちゃいます♪
by dogwood (2009-01-14 04:19) 

あまりの寒さで体中が痛くなるという気分は、自由人は身に染みてよ～くわかります・・・だってほら、グリーンランドで・・・・さむ～い(>_<)
樹氷！めっちゃ綺麗ですね！！
by 自由人 (2009-01-17 00:34) 

-17℃の世界って、想像できないです。雪は積もっているけれど、-17℃でも写真からすると、雪は降ってないのが何だか不思議です！
フィンランドの夜の街は、明るくってカラフルな感じがして、素敵ですね～♪行ってみたくなりました！
by Mimosa (2009-01-19 00:38) 

自由人さん＞
そうですよね！わかりますよねっ！！！笑
身の危険を感じる寒さは初めてだったので、それはそれで良い経験になったと思います。
樹氷、ほんっとキレイですよね～。


Mimosaさん＞
旅行中、雪に降られることはありませんでした。
あれだけ雪があると、なんていうか・・・「嗚呼、これが当たり前な風景なんだな～」と妙に納得してる自分がいて、面白かったです。
夜景がここまでカラフルだとは思ってなかったのでとっても新鮮でした！
by dogwood (2009-01-22 08:03) 

あ！結構都会だね。
空港も大きそう♪
Kirunaはアコーディオンがなくってタラップで降りていくタイプでした
（ウルトラクイズのグアムみたいな←知ってる？）
地面はツルツルに凍っていたので滑ったらどうしようとスゴイ緊張したよ。

blue1って名前がかわいい。
by junko (2009-01-31 12:57) 

junkoさん＞
そう、小さい街だけど都会でした。観光名所なんだな～と思ったよ。
空港はめっちゃ小さかったよ。見渡せるくらいの小ささ。笑

地面はカッチコチに凍ってたけど、雪山対策用のブーツを履いてたからへっちゃらだったぜ！o（＾＾）o

by dogwood (2009-02-23 04:42)