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スウェーデン語とノルウェー語の本だけ扱う本屋さん♪ [コペンハーゲン(近所)]

前を通ってて気になってた本屋さん。看板やショーウィンドーの雰囲気から、「スウェーデン語とノルウェー語の本だけ扱ってるっぽい?」と思ってて興味があったんです。

1015-10.jpg「BOG OG REOL」

が、なんせ半地下。薄暗めの半地下のお店って、入りにくいっていうか、入ったら出てこられなさそうっていうか、無理やりにでも何か買わなきゃならない雰囲気があるっていうか・・・で、なかなか入れなかったんです。(要するに小心者過ぎて入れなかったってこと。)

今日、たまたま店の入り口が全開で人もたくさん入ってたので、どさくさにまぎれて入ってみた!

ほほう。たくさんの本があるじゃないか~!1015-4.jpg

やっぱり、スウェーデン語とノルウェー語の本ばっか。英語による、スウェーデンやノルウェーに関する本が数冊ありましたが、デンマーク語の本は一切な~し。外から見た雰囲気よりもずっとあったかい感じの本屋さんでした。柔らかい灯りと、木目の棚やテーブル、所々に置かれてる椅子・・・1015-5.jpgなんだ、イイ感じぢゃん。

奥の方には子供本のコーナーがあり、案の定、長靴下のピッピ、ニルスのふしぎな旅(両方ともスウェーデン人作家)の本がありました!

本以外にもちょろちょろ色んなものが置いてありました。北欧の動植物や風景が描かれたポストカード、ピッピなどの人気キャラクターが描かれたポストカードがあったり・・・1015-2.jpgなかなかかわいかったわ。1015-8.jpg1015-9.jpg

木製の置物やキッチン用品(ナイフ、お盆など)があったり・・・1015-1.jpg北欧っぽい感じだわ~。1015-3.jpgミニチュア椅子も!有名デザインかな?

なかなか面白い本屋さんじゃないか~!本を買うのも良いし、北欧グッズを買うのも良いし、ただあれこれ眺めるだけでも良いし、色んな楽しみ方がある本屋さんですね♪うろうろしてたら、お店のおじいさんが登場。白髪で髭がもっさりしてて、「ああ、この本屋さんの店主さんね~」って納得するような雰囲気のおじいさん。

気になる~気になる~知りたい~知りたい~と思ってたので、意を決して聞いてみた。

「なんでスウェーデン語とノルウェー語の本しかないの?」と。

「デンマーク人はスウェーデン語もノルウェー語も読めるからね♪」とおじいさん。

そうなんです。デンマークに住むようになって知ったことなんですが、デン語、ノル語とスウェ語って良く似てるんです。デン語とノル語が最も良く似てて、綴りが同じ、発音が同じ単語が非常に多く、文章の組み立て方もほぼ同じ。なので、デン人とノル人が、お互いにお互いの母国語で話したとしても、通じ合えるんだって。(読むことに関しても同じことが言える。)スウェ語は、デン語とノル語ほど似てませんが、同じ綴りや発音の単語があり、文法も似てます。デン人、ノル人、スウェ人がそれぞれの母国語で話した場合、お互い理解し合うことができるんです~。なんか、すごいですよね。(ただし、スウェ人は自分の発音に気をつけたり、相手の言葉により耳を傾けなきゃいけないらしいですが、それでもほぼ理解できるみたい。)ちなみに、フィンランド語は全く違うのよ。発音も単語も文法も。

更に、デンマーク人にはノル語やスウェ語を勉強してる人が多く、「なんとなく読める」だけじゃなく、「ちゃんと読める」人が多いので、ノル語やスウェ語の本をそのまま読む率が高いんですって。

色んなジャンルの本があったんですが、どれもこれもカバーがイイ感じで、「なんて書いてあるかわからないけど、本のカバーがどれもステキで見てて楽しい」と伝えると、「そうなんだよ~。特に、スウェーデンの本はいいカバーが多いんだよ」と。更に、「スウェーデンはいい作家が多い」とも言ってました。「デンマークは?」って聞いたら「デンマークはね~、普通だね。平均点だよ」と。笑

本を眺めておじいさんと話して、思いがけず、ほんわかあったかい時間を過ごせました。

 

ちなみに・・・この本屋さん、デンマーク各地の本屋さんや学校・図書館に向けて、スウェ語やノル語の本を販売してたり、モスクワやワシントン(州かDCか聞くの忘れたけど、きっとDCよね・・・?)にもスウェ語やノル語の本を輸出してるんですって!やるなぁ、おじいさん。

  • 名前:BOG OG REOL
  • 住所: Store Kongensgade 59 G, 1264 København K

 

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コメント 5

嫁ビギナー

このおじいさん、やり手!?笑
スウェーデンの本はカバーがいいんですか~!へえ、面白いこと知りました^^

わかります、かわいいお店みたいなのに半地下で入りにくいお店多いですよね・・・
どさくさに紛れられるかどうか、大体いつもうかがってます。笑
by 嫁ビギナー (2010-10-16 03:13) 

dogwood

嫁ビギナーさん>
コメントありがとうございます!
このおじいちゃん、なかなかナイスですよね。スウェーデン語とノルウェー語だけに特化するなんて、なかなか出来ないことだ。

半地下はちょっと敷居が高いですよね~。躊躇してしまう。でも、半地下のお店っていい感じのお店だったりする確率が高かったりもしますよね。勇気を出してレッツゴー!
by dogwood (2010-10-16 23:47) 

Ronnie

デンマークとスウェーデンって王室、親戚じゃなかったです?
似てるけど違うのってどれくらい違うんでしょうね?スペイン語とポルトガル語とかくらい?前にブラジルの人(ポルトガル語の人ですね)がフランス語は見たらだいたいわかるって言ってたけど・・・・。ラテン系は似てるからって・・・。
それにしても、そっちの人はどうしてあんなに英語できるんですか??TVのハリウッド映画は吹き替えたりしてないですもんね。屋台のおじさんでもカタコトじゃなく文章でしゃべらはるし・・・。
by Ronnie (2010-10-17 21:13) 

ふゆもえ

昔、スウェーデンの本屋さんで、装丁が綺麗で、でも
欲しくても買えなくて、指くわえて帰ってきた思い出が
甦りましたT▽T(あの見慣れたピッピの挿絵のポストカードなら、
買えるだろうな^^;)素敵な本屋さんですね!
by ふゆもえ (2010-10-18 17:08) 

dogwood

Ronnieさん>
親戚な人もいたと思います~。
デン語とスエ語は、それくらいの似具合かも~。(あるいは微妙に「それくらい」に届かないくらいか。)デン語とノル語は、スペ語とポル語以上に似てますね。
デンマークでは、小学校の低学年くらい(だったかな?たぶん)から英語教育が授業にあるんです。小さいころから英語を勉強するので、デン人のほとんどが英語が話せるんですよ。スゴイですよね~。


ふゆもえさん>
OH!ほろ苦い思い出ですね!
スウェーデンの本たちはとってもステキでした~。買わなかったけど。笑
子供向けの本って考えると、フィンランドの本も相当かわいいですよね。


いっぷくさん>
nice頂き、ありがとうございます♪
by dogwood (2010-10-18 23:52) 

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