ツアコンアゲイン ~クリスチャンスボー城の中と下~ [コペンハーゲン(町中)]
*注:途中、どうにもこうにもフォントが直せない部分があり、フォントが変わってます。*
8月8日
この日は雨で結構寒かったのよ~。
「お城に行きたい」というゲストの希望があったので、クリスチャンスボー城へ行きました。このお城の中には、2年ほど前に入ったことがあるんですが、記憶に残ってない・・・ので、ちょっと楽しみでした。
「クリスチャンスボー城(Christiansborg Slot)」は、コペンハーゲンの中心にあるスロッツホルメン島に建つ宮殿です。2回火災に遭ったため、バロック式、新古典主義様式、ネオ・バロック様式の3つの建築様式が共存してます。以前は王室の居城として使用されてましたが、現在は王室及び政府の迎賓館として使われつつ、国会議事堂や内閣府、最高裁判所など、デンマークの三権に関する施設が置かれてます。
別の日に撮った画像。
中に入ると、こんな広間に遭遇します。結構ご立派だったりするわけさ。 白基調ですっきり爽やか。が、良く見ると・・・おっさんたちが頑張っとった!鏡がステキです☆
お城の中は残念ながら撮影禁止・・・結構広くて、沢山の彫刻やタペストリーがあり、王座もありました。豪華絢爛と言うほどではありませんが、ほどほどに豪華でした。これは以前、こっそり隠し撮った画像。なんの部屋かは忘れましたが、程良く豪華っぽいのがわかるでしょ~?城内部見学後、お城の「下」を見学に行きました。下に何があるかというと・・・このお城の地下模型を見るとわかるかと思います。(ちょっと暗くて見にくいかなぁ・・・)遺跡系~!
中世デンマークの歴史家の記述によると、1167年、ロスキレの司教アブサロンがコペンハーゲン湾の小島(今のスロッツホルメン島)に城を建設しました。アブサロンの城は200年に渡って存続したんですが、1369年に敵対してたハンザ同盟都市に破壊されてしまいました。そして、アブサロンの城の跡を「土で埋めて」、新たに建設されたのが、コペンハーゲン城です。(コペンハーゲン城は、1417年以降、デンマーク王家の所有となり、王室が住むようになりました。)コペンハーゲン城。
1730年に即位したクリスチャン6世は、コペンハーゲン城を壊して新しい城を造り直しました。それがクリスチャンスボー城。
クリスチャンスボー城は1794年の火災で全壊し、1803年~1828年に改築工事が行われました。セカンドクリスチャンスボー。
が、改築工事中に王室が住んでたアメリエンボー城を、そのまま王室の居城としてしまったため、クリスチャンスボー城は立法や行政機関が置かれる城に方向転換。1884年に2度目の火災に見舞われ、1907年~1928年にかけて城の再建が行われ、現在の姿となりました。そして、この再建工事中に、地下にアブサロンの城やコペンハーゲン城の遺跡が残ってたことが発覚したんです。
と、言うわけで・・・前置きが長くなりましたが、クリスチャンスボー城の地下に行くと、アブサロンの城やコペンハーゲン城の遺跡を見ることができるんです。
遺跡・・・ってか石の山・・・
結構広い敷地にたくさんの遺跡があって、最初は「ほほ~」って思うんですが、なんせ、石なもんで、途中から飽きちゃった…笑) でもそれを見越してか、後半から色んな展示物(模型とか)が出てきたり、ビデオで過去2回の火災について知ることが出来たりして、なかなか興味深かった。
地下見学後、城にくっついてるチャペルを覗きました。
王室の結婚式などさまざまな儀式が行なわれるチャペルです。白と黄色を組み合わせた、シンプルだけどかわいらしい雰囲気のあるチャペル。椅子の赤いベルベットが気持ちいいのよ。
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